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北海道釧路市で開催されたアジアリーグアイスホッケー・ジャパンカップにおける新型コロナウイルス集団感染についての事例報告の公表について

2022.06.07

本年1月、ひがし北海道クレインズアイスアリーナ(釧路市)で開催されたアジアリーグアイスホッケー・ジャパンカップにおける新型コロナウイルス集団感染について、国立感染症研究所から事例報告が公表されました。また、6月3日には、この事例報告に関する説明会が開催されました。

報告では、
① アイスアリーナでは、フェンスに囲まれたリンク内の冷たい空気が滞留し、リンク内及びその周辺は、換気装置による効果が得られにくいこと
② 感染力の強いオミクロン株に感染した選手が競技をした場合、換気が不十分な状況では、エアロゾル感染が選手や競技関係者のみならず、観客にも広がる可能性があること
③ 感染防止のためには、施設の特性に応じて、リンク及びその周辺から十分量の空気を排出する仕組みを確立するとともに、競技会直前の感度の高い方法でのスクリーニング検査の実施、リンク周辺の競技関係者のN95マスク着用の奨励、観客の不織布マスクの常時着用等が重要であること
などが示されています。

ワクチン接種の広がりなどに伴い、新型コロナウイルス感染症対策は緩和の方向にありますが、本連盟としては、この事例報告で得られた知見を基に「JIHF主催大会新型コロナウイルス感染症対応マニュアル」を見直し、アイスホッケーを健全に継続できる環境づくりに努めてまいる所存です。

貴重な助言・指導をいただきました国立感染症研究所や北海道大学工学部、北海道保健福祉部、北海道釧路保健所の関係の皆さまには、心から感謝を申し上げます。